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0.3%ヒアレイン点眼液

[2011.11.15]
副院長の久保田です。こんにちは。
白川分院ではドライアイ治療薬として0.3%ヒアレイン点眼薬を新規採用しました。
ヒアレイン点眼液はドライアイ・角結膜上皮障害治療薬として最も処方されている点眼薬の1つです。
0.1%と0.3%があったのですが、以前までは0.3%のヒアレインはヒアレインミニ点眼としてシェーグレン症候群と限られた疾患にのみ適応がありました→一部の患者さんのみに処方が可能でした。
今回の0.3%ヒアレイン点眼薬は角結膜上皮障害の治療薬ですのでより多くの患者さんに適応を有します。
今までの点眼薬で効果が不十分あると自覚する人などありましたらまたご相談下さい。
私が点眼した印象としては、0.3%ヒアレイン点眼薬は今までの0.1%の点眼薬に比べ粘土が高く角膜にじんわりと長時間効いているような感じです。
しかし、点眼後2~3分間ネバネバした感じもあります。
良いか悪いか?は一度試してみないとわかりませんが、1つの選択肢が増えたことはドライアイの患者さんにとっては朗報かと思い報告いたしました。

写真は、0.3%と0.1%のヒアレイン点眼薬を机のうえに1滴滴下し10分後の様子です。向かって左手の0.3%点眼薬の方がより表面張力をもって水滴の形状が安定しているようにみえます。
逆に言えばさらっとしているのはティアバランス>0.1%ヒアレイン>0.3%ヒアレインなのかもしれませんね。
また、数社から新しい機序のドライアイ治療薬が治験中とのことでさらに選択肢が増えドライアイ患者さんの症状が軽減されればと思っています。
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