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第58回コンタクトレンズ学会に行ってきました。

[2015.07.15]

7/11-12の二日間、大阪梅田のグランフロント地下にあるコンベンションセンターにて、第58回日本コンタクトレンズ学会が開催された。私の母校である大阪大学医学部眼科学教室が主催でもあり、せっかく地元大阪で開催されるため、土曜日一日を休診として、スタッフ全員で参加し、勉強させていただいた。

 

7/11土曜日朝8時半、メイン会場前に全員集合。各自各会場に散ってゆく。当院創始者の岩崎和佳子(90歳!)も元気に参加。

当院で一番若いスタッフと、一番ベテランのスタッフが、偶然一緒になった。

今回は昨年のようにカラーコンタクトレンズ一辺倒ではなく、カラコンも一段落した感があった。色素サンドイッチ構造と称しているのが本当なのか検証することを、国の機関が本腰を入れてやっているのが印象的だった。また当院でも注目しているまぶたの裏と角結膜の摩擦によるキズ、lid wiper epitheliopathyの報告を阪大で2年先輩の開業医である滝先生がやっておられるのを見て、大いに刺激された。

夜は東京で眼精疲労とバイフォーカルレンズや乱視レンズを積極的にされている梶田雅義先生、京都の城陽市で長く開業されているHCLのプロ、小玉裕司先生と会食。三人でお盆にオーストラリアに新しいSHCLの視察に行く件でお会いしたのだが、「コンタクトレンズを考える会」で色々お教えを乞うている先生方なので、色んなことを教えていただき、実にためになった。プロと話をすると、学会本体よりためになるかも(笑)

翌日日曜日は、午後にカラコンの演題が集中していたため、昼のシード提供ランチョンセミナーから参加。広島で講演をご一緒させていただいた東原 尚代先生や、阪大の後輩である高 静花先生、「コンタクトレンズを考える会」でお友達の月山 純子先生という、美人三先生による女子会というセミナーは、華やかなだけでなく色々考えさせられた。シードの出しているジェルクリンWは、生産中止になったミラフローほどでは無いにせよ、脂汚れの除去にはかなり使えそうだ。HCLの表面改質をする、レインボー社のモイストワンと並んで、強力なツールになりそうだ。

すべてのセッションが終わり、せっかくだから阪大のスタッフや西田教授と一緒に記念写真。

前列左から、研修医の時にCLを教えていただいたハマノ眼科阪急グランドビル院長の浜野 孝先生、私、母、阪大の西田幸二主任教授(私の3年下)、山口のウエダ眼科の植田 喜一先生(山口大学眼科 臨床教授)。後列一番左は私が阪大眼科助手時代の研修医だった辻川 元一教授(視覚再生医学寄付講座)、阪大眼科の角膜スタッフの皆さんだ。母と皆さんの写真が撮れてよかった。

色々なことを学んだ学会だった。早速日々の臨床にフィードバックして行こうと考えている。

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