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朝日新聞記事 パート2 遠近両用コンタクトレンズ

[2005.12.22]
「遠近両用のコンタクトレンズも」
現在、コンタクトレンズの使用者は約1400万人。10年前の94年にはハードが562万人、ソフトが274万人だったのに対し、使い捨て型の利用者は31万人にすぎなかった。ところが、03年にはハード520万人、ソフト310万人に対し、使い捨て型が671万人と逆転した(矢野経済研究所調べ)。
また、遠近を同時に網膜に映すタイプのコンタクトレンズが登場し、遠近ン両用の眼鏡のように意識して遠近を見分ける必要がなくなった。国内市場でシェア1位のジョンソン・エンド・ジョンソン広報担当の横竹未佳(33)さんは「眼鏡、コンタクトとも種類が増え、視力や仕事の形態、ライフスタイル、好みなどに合わせて、自分に有った矯正方法を選べるようになった」と言う。
一方、日本眼科医会の調査によると、コンタクトレンズを利用する10人に1人は目に障害を起こしている。長時間の使用や洗浄不足などが原因で、角膜などを傷つけたり、感染症を起こしたりといった例が多い。
ある眼科医は「眼科の専門医がいない安売り店や、医師の処方なしに通信販売などで購入する人が増えている。コンタクトレンズは体にとって異物。専門医による診察や処方、定期検査は必要だ」と指摘している。
さて、肝心の私の目。検査の結果、老眼ではなく右眼の乱視の矯正の不備が、見えにくい原因だった。ただ、早晩訪れる初期の老眼の症状に備えて、もっぱら近くを見る事が多い原稿執筆時や自宅用に、度を落として眼鏡を作っておく事を勧められた。
専門医を探すには
日本眼科学会のHPでは、眼科専門医の氏名を都道府県ごとに公開している。専門医制度は84年に始まり、現在計約8700人。専門医になるには、大学附属病院の眼科や総合病院などのうち認定された眼科医療機関で一定期間の研修を受け、認定試験に合格しなければならず、5年ごとに資格の更新手続きがある。
詳しく知るには
日本眼科医会のHPには、コンタクトレンズによる目の障害について、同会が実施した調査結果が掲載されている。また、メーカーで作る日本コンタクトレンズ協会も、HPで正しい使用法を紹介している。
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