メニュー

新潟に乱視コンタクトレンズの講演に行ってきました。

[2014.06.25]
6/5(木)、新潟市で乱視コンタクトレンズ処方に関する講演を行ってきた。この乱視コンタクトレンズシリーズはこの3年で北から函館・筑波・東京2回・金沢・高知・長崎・宮崎で行い、今回新潟と大阪を6月中に行ったが、平日に行なうのは初めてだった。(今までは土曜日)
木曜午前の白川分院での外来を1230に終了し、午後は代診の先生にお任せして伊丹空港へ。伊丹空港15時発ANAボンバルディア機で1時間半で新潟空港に。ボンバルディア機はいわゆる「プロペラ機」だが、ターボジェットで時速700キロで巡航するので速い。(なおYS11は440キロ、零戦の最高速は550キロ前後)
タクシーに乗ろうとすると来たのがレクサスLS460!こんなゴージャスなタクシーは乗った事がない。静かな車内で運転手さんと色々新潟について聞いてみる。
「新潟、30年ぶり二回目なんですけど。」
「そうですか。新潟と言うくらいで新しい町なんですよ。明治になってから開けた上に、アメリカの爆撃と新潟地震でかなり被害を受けたので、古い建物はないんですよ。」
「なるほど。今晩は仕事が終わったら美味しい物でも食べに行こうと思うんですけど、どうですか?」
「新潟は米と酒だけは美味いですから。」
「いえいえ、もっと美味い物はあるでしょう。」
「でも、妹が千葉に居るんですけど、こっちからコシヒカリを送っても『味が違う!』って言うんですよ。新潟の米を新潟の水で炊いて、やっと新潟のごはんの味になるって妹は言いますね。」と運転手さん。そうか。新潟のコシヒカリを信濃川の水で炊かないとダメなのか。
「だから、新潟の人間はコメの味にはウルサいですよ。新潟県人が『よその米が美味しいと思った事がない』というのは良く聞きます。あす朝食はぜひ米を食べてみて下さい。」
「わかりました。」
講演で会場のANAクラウンプラザ新潟には15分ほどで到着。講演まで時間があるのと、iPhoneの充電用コードがダメになったのでフロントで聞くと「新潟駅前になりますけど、10分ほどかかりますが..」
知らない町を歩くのは好きだ。早速行ってみようっと。
新潟駅はこんな感じ。

逆側に新幹線の駅があるので、こっち側はいかにも昔の「県庁所在地の代表駅」と言う感じで、昭和な雰囲気。大好きだ。でも再開発されてこんな駅ビルも消えるんだろうなあ。

新潟駅の跨線橋から撮った113系(?)直流近郊形電車。中高生のとき毎日国鉄の快速電車で乗っていた車両だが、もう大都市近郊には見られない。そうか、交流じゃなくて直流か...元鉄ちゃんの血が騒ぐ(笑)
ホテルに戻り、19時からの講演に備える。聴衆の方にも私にも同じお弁当が出ている。

これはいいお弁当だ。パスタが入ってイタリアンテイストだな。主催者のJ&J社の人に
「これ、珍しいですね。ふつうは幕の内なのに。」
と言うと、
「若いスタッフの方が多いんで、洋風にしてみたそうです。」
少し頂いたが美味しかった。でも講演後に食事に出るので、がまんがまん(笑)
講演自体は何度もやっていることだが、今回は少し切り口を変えてみた。
コンタクトレンズ処方のうち、乱視レンズはアメリカで25%、イギリスやEUで35%程度あるのに、日本は15%程度。近視だけでなくちゃんと乱視を矯正する事で、視力の質の向上が得られ、値段の差があっても感謝される事が多い。みなさん、もっと積極的に乱視レンズを処方しましょうというのがおおまかな内容だ。自分が3ディオプターという強烈な直乱視(全人口の5%以下しかないひどい乱視)を持っているので、乱視をきっちり矯正する事がどれだけ眼精疲労を減らすかは、身をもって知っているつもりだ。
ちょっとくどかったかな。どうしても大阪人なので、笑うツボを入れないと気が済まないのだが、「クスッ」程度にしか笑ってくれない。ちょっと悲しい(笑)が、後で聞くと
「こちらの人はシャイなんですよ。」
とのこと。2週間後の大阪での講演はもっとウケたんだけどなあ(涙)
講演が終了し、お楽しみの夕食に。
あまり酒に強くないので、ビールなどから始めず、いきなり吟醸酒から。やっぱり刺身でしょう!

刺身も美味しい。日本海側はやっぱり魚が美味いなあ。一番左はハマチじゃなくてブリの刺身。ハマチより濃厚でコリコリ!

北陸といえばのどくろ(左)。脂がのって美味い!アスパラの天ぷらも絶品。
でも真打ちは最後に来た。
「最後のシメはご飯です。銅釜で炊いた美味しいごはんです。白ご飯、鯛飯、シャケ/イクラご飯など色々ありますよ。」
「うわー迷いますねえ。どれが一番人気なんですか?」
「県外の方は白ご飯とみそ汁の方が多いですね。地元の方は白ご飯の味は知っているので、鯛飯やシャケイクラご飯がよく出ます。」
「う~~ん。ウ~~~~~~~~んんん。今鯛飯の話をしていたところなので、やっぱり鯛飯にします。」
あまりに美味しかったので写真は無い(笑)
こんなに粒が立ってかつモチモチ、まるで餅米かなとおもうようなうるち米は初めてだ。こんな米を食べていたら、よその米は食べられないだろう。新潟恐るべし。
翌朝金曜日、朝8時の便でとんぼ返り。空港で亀田製菓の新潟限定品「サラダホープ」を買込み、本院と分院、そして自宅へのお土産にした。10時からの診察は何とか間に合った。
しかし、鉄道と飛行機と食べ物だけのブログですね(笑)
文体が変わりましたが、いつもブログはこういう風に書いているので、これで行きます。また出張や何か思う事がありましたら、書かせて頂こうと思います。
▲ ページのトップに戻る

Close

HOME