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広島にカラコンの講演に行ってきました。

[2014.08.03]

719、連休初日に、広島でコンタクトレンズセミナーに講師として招かれて出張した。例のごとく鉄道と食べ物に偏った(笑)報告を。
7/19土曜日、午前中の診察を終えて新大阪駅に到着したのは13時半過ぎだった。広島までは2時間、ありゃ、静岡県下の豪雨で40分ほどの遅れが出ているな。まあとにかく腹ごしらえをしよう。駅内の「美々卯」に飛び込む。「うどんすき」で有名な美々卯は日航ホテルの地下にもあり、たまに行くのだが、いつも私が頼むのはこれ。

「にぎわいそば」
お代わり自由の割子そばと、刺身や天ぷらの付いた大皿が付いて2000円ちょっと。割子を15枚食べればお腹いっぱいなので、最近は初めから「15枚」と頼むようにしている。いきなりこれがドン!と置かれると、回りの方はびっくりして眺められるのだが、こちらはいつもの事で平気(笑)
初めてこれを知ったのはもう20年にもなろうか。卒業して4年目、いつものように勤務していた日生病院の仕事が終わり、中之島にあった阪大の医局に晩7時頃に顔を出すと、アメリカから帰ってこられた大橋裕一先生(現愛媛大学眼科教授)が
「おお、岩崎、良い所に来た。お前、そば好きか?」
「ええ、好きですよ。先生もお好きなんですってね。」
「おう、それなんやけど、今度角膜グループみんなでそば食い放題に行こうって思ってるんやけど、お前来るか?」
「行きますいきます!」
そう言って連れて行かれたのが美々卯の本店。角膜グループ15人位だけではなく、その時の研修医やらも居て、総勢25人位。着くなり大橋先生が
「このにぎわいそば、この大皿は全て食べて、そばを何枚食べられるか競争や!」
そう言う趣向か。負けへんぞ。
ギブアップと言うまで31枚食べた。20代後半で若かった(爆)でもギブアップと言ってからあと2枚追加したのは内緒(笑)。優勝はその年の研修医二人で、35枚で現臨床教諭の瓶井先生、二位は34枚で現教授の西田先生だったが、どっちかはその後吐いたという噂も(爆)美々卯からは「二度と来んといて下さい!」と怒られたらしい。
そんな事を考えながら、でも急ぎながら食べ進む。食べ終わってそば湯を飲むまで20分強って、なに(爆)だからこういうぶーちゃん体型になるんだな。糖尿の人に「血糖がんばって下げて」なんて言えない。
予定より二本早いのぞみに乗り込み、広島へ。車窓からは様々な鉄道車両が見える。

新大阪駅の横にある旧宮原機関区には来春廃止が決まっている大阪→札幌の「トワイライトエクスプレス」牽引機EF81が佇む。

宮原にはダブルルーフの客車も。ディーゼル機関車(DE10)の向うにある。オハ31系の改造車(スエ30)らしいが、荒廃しているらしい。

広島の東、瀬野―八本松の坂を超える為の補機、EF67。宮島の「モミジ」の色とのこと。
広島では共催のクーパービジョンさん達が出迎えて下さった。早速会場のリーガロイヤル広島ホテルに。窓から美しく広島城が見える。

戦前まで天守閣が残っていたが、原爆で焼失した悲運の城だ。

今回の講演は、カラコンに関してのもの。これも東京を含めいろんな場所で何度か講演させて頂いた内容だ。カラコンが全て悪い訳ではなく、
1)酸素透過性が中程度
2)毎日使い捨てタイプか譲っても2週間型
3)色素がサンドイッチ形で、こすっても色落ちがない
というものなら許せると思っている。具体的にはワンデーアキュビューディファイン、デイリーズイルミネート、デイリーズカラー、2ウイークアキュビューディファインだ。
許せないレンズをしてトラブルを起こした場合、ちゃんとそれを治癒させた後、ちゃんと再診してくれる方には、これらの「まともな」レンズがあるという話が出来る。でも二度と来院しないような方達は、残念ながら我々が救えないのだと思っている。今回はそういう患者さんのタイプによる対処法とコミュニケーション方法についてもお話させていただいた。
講演後はお楽しみの夕食へ。和食だが残念ながら「ブログアップはご遠慮下さい」のお店。でも素晴らしい食材を使った、工夫が感じられるが捻り過ぎでなくストレートに美味しいお料理で、大阪でもあのレベルのものは中々食べられない(もし食べられたとしても予算が1.5倍!)だと思う。お店は京風割烹「阿津満」(あづま)という所だった。
店の前には広島電鉄が。

こんな進歩的な連接車(ボディが繋がっている)があるとは、近代化も進んでいるようだ。
翌朝は9時半発ののぞみに乗ろうとホームに上がると、おっ!

500系!カッコイイのだが、こだまに降格されて山陽新幹線の西の方だけで走っている。その理由はこれ。

あまりに流線型で断面が円に近く、圧迫感があるのと、先頭が尖っていて定員が少ないのがネックだった。でもこだまになってもカッコいい。

前回出張で読み出した「村上海賊の娘」下巻を読みつつ、広島限定「熱い想いのチキン味」プリッツを味わいながら帰路についたのだった。

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