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「当院での緑内障患者さんに対するアンケートの結果」

[2011.02.08]
今回のアンケートでは、本院受診中の緑内障患者さん、241人から回答をいただきました
日常診療を行っていて、点眼薬を忘れがちであったり、自己判断で治療を中断される患者さんが多いと思っていたのですが、今回 のアンケートの結果では実に80%以上の患者さんが、忘れずに点眼できていました。治療開始まもない患者さんから,10年以上通院している患者さんの間にも差がありませんでた。ただしこれは自己評価なので、点眼の減り方などからすると、もう少し実際は悪いかも知れません。
緑内障のタイプ(正常眼圧緑内障、開放隅角緑内障、閉塞隅角症、閉塞隅角緑内障)を知らない患者さんが半数おられました。
緑内障のタイプによって投薬に制限があるものがあり、診察する我々はしっかりと説明せねばと思わされる結果でした。早速皆さんに自分のタイプを知らせて簡単に説明する文書を作らせていただきました。
緑内障のイメージはという質問にはほとんど同じ結果でした。
”視野がかける””いつか失明してしまう””失明する不安でいっぱい”とネガティブなものばかり。
失明する可能性はかなり少ないのですが...
最後のなんでも相談では”医学が発達しているのに緑内障が完治できない?” ”新薬の発売の予定はないのか?”などとまた、現在の緑内障治療の限界に対する、患者さんの不満が垣間見えました。
阪大病院緑内障主任外来での経験をいかし、今後も多くの緑内障患者さんを診せていただき、受診される皆様の不安を解消できるよう診察していきます。また当院では、この数年多くの緑内障新薬の治験も実施しております。疑問、質問がありましたら、いつでも診察時にでもお気軽にお聞き下さい。
イワサキ眼科医院 院長 岩崎直樹
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