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(ラジオ出演から)part1 緑内障ってどんな病気?

[2005.11.12]
2005年11月2日(水)朝7:40~7:55に、ラジオ大阪(1314kHz)の「むさし・ふみ子の朝はミラクル」という番組の中の「日産ラジオナビ」に電話出演しました。緑内障について易しく解説しましたので、それをここに再収録します。長いので、いくつかに分けてゆきますね。なお、かんべむさしさんはSF作家、中西ふみ子さんはベテランアナウンサーです。
むさし「今日の日産ラジオナビは、緑内障についてということで、40過ぎたら気を付けて下さいという眼の病気でね。つい先日も新聞の生活面ですか家庭面にですかね、緑内障ご注意という記事が載ってました。それにつきましてですね、西心斎橋イワサキ眼科医院の院長先生で、岩崎直樹さんにお話しを伺います。岩崎先生、おはようございます。」
岩崎「おはようございます。よろしくおねがいします。」
むさし「早速ですけど、緑内障というのはどんな症状なんでしょう?」
岩崎「症状としては、ほとんど何も出ないんですね。だから怖いんですけども。最終的には視野(見える範囲)が狭くなって、失明に至るという病気です。」
むさし「視野が狭くなって、失明にも至る!」
岩崎「ま、全体で失明まで至るという人は、緑内障の中では1/5~1/6と言うような割合だと思いますけどね。」
むさし「緑内障、というのは緑という字を使ってますが、意味あるんですか?」
岩崎「白内障、水晶体が濁る病気というのは白くなると言うのはわかるんですが、緑内障は眼圧がすごく高くなって、角膜がボワッと濁ったら、外から見たら何となく緑っぽく見えたということで付いたんじゃないかと言われてるんですが、あんまり関係ないです。」
むさし「そうですか。で、今おっしゃったように眼圧が高まる、これは何の圧力ですか?」
岩崎「目の玉の中の「房水」という水の圧力なんで、良く私は皆さんにお話しするんですけど、眼球がゴムまりのようになっている、その中の空気の圧力だと思って下さい。」
むさし「なるほど。それが高まって、そしてどうなるんです?」
岩崎「で、網膜という光を感じる膜が眼底にありますけど、そこから神経に行くところで神経細胞(繊維)が90度曲がってるんですけど、その90度曲がってるところに圧力が掛かっていって、ということでやられていく訳ですね。ちょうど、電気のコードなんかでも90度曲がってるところをとんかちでガンガン叩いていけば切れていきますよね?そういうイメージで想像して頂ければ結構です。」
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