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虹彩付きソフトコンタクトレンズについて

[2016.01.07]

当院では昔からシード製の虹彩付きソフトコンタクトレンズを取り扱っている。これは今流行りのカラコンとは違い、治療目的で使用されるコンタクトレンズだ。一番多い使い方は、角膜が濁って失明してしまった目にこのレンズを入れることで、見かけの虹彩を作ってあげることである。例えば

このように角膜が混濁してしまった目に虹彩付きレンズを入れてあげると

このように、かなりまともな感じになり、角膜混濁による見かけの悪さを改善できる。また、先天的に虹彩がない先天性無虹彩症や、網膜錐体ジストロフィーのように、すごく眩しく感じて辛い方にも、この虹彩付きレンズで光量を絞ることで、かなり眩しさが軽減されるので喜ばれている。

 

大阪市内でこのレンズを取り扱っている眼科は、どんどん減少してほとんど当院だけとなっているらしい。特殊なレンズであるが、これでしか治療できない疾患もある。色や透明度、虹彩径などを指定して一枚づつオーダーするものなので、ご希望の方はそのつもりで来院していただければ幸いである。

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