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スギ花粉症本番

[2005.03.24]
スギの花粉症が先週から猛威を振るっており、当院にもたくさんの患者様がおいでになっています。皆様を見せていただいていて、少し気がつく事がありました。
1)今来られている方の中には、1~2週間前から痒かったが我慢していたという方がたくさんおられます。リストラで一人当たりの仕事が増えて、時間的に抜けにくいとか、三割負担になって自費分が高くなったために、受診抑制がかかっているのだと思われます。しかし、強い結膜浮腫(クロメの上の白目の上の粘膜が炎症で水がたまったようにぶよぶよになる)が出たり、ひどい眼瞼縁炎(まぶたの縁がこすりすぎでただれる)が出たりとひどい状態とになっており、治療に難渋します。市販薬などでごまかさず、無理せず早めに受診していただいた方が、QOL(生活の質)も保たれますし、楽ですのでお奨めです。
2)スギ花粉症は2年に一度「当たり年」があります。来年はあまりひどくないでしょうが、再来年には又出ます。それを抑えるためには、2週間前程度から予防投薬するのが効果的です。私は2月中旬以降に来院していただき、2月末からの投薬をお奨めしています。当院に来られたスギ花粉症の方には、1月末にダイレクトメールを送って受診をお奨めしています。今年ひどい目に遭われたら、再来年にはぜひ予防投薬をお受け下さい。
3)スギ花粉だけでなく、いろいろな時期に目のかゆみが出る方には、原因になる抗原の検索をするために、一度採血をして抗原(アレルゲン)を決めておく事をお奨めします。敵が判れば自ずと対処法も決まってきますし、予防投薬や対処法もあります。ただし、一抗原あたり自己負担分が3割で200円前後、大体4-6抗原しますのでそれだけで1000~1500円しますので、それはご承知下さい。
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