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緑内障は怖くない

[2005.06.02]

最近緑内障(特に正常眼圧緑内障:NTG)に関して、テレビ番組やコマーシャル、新聞広告等が多くなってきました。これは40歳以上の緑内障の有病率が4%程度もあることから、日本緑内障学会が危機感を持ちこのような運動をしているのです。日本全体で、NTGの患者40万人に対して、潜在患者(眼科で見てもらった事の無い緑内障の患者様)300万人というように言われています。確かに多い病気で、私も月に何人か初診患者様の中で見つけることがあります。
ただし、だからといって、「緑内障は失明する病気だ」と言って必要以上に恐れる必要は無いと考えます。実際に私が当院に戻ってから18年間で、当院受診中の緑内障患者様400人以上のうち、両眼失明状態まで進行した方は10人足らずで、そういう方はすでに進行した晩期の方ばかりです。80-90%までは点眼のみでずっと視機能(視力と視野)が保たれると思っています。
怖くはない。でも放っておくと怖い事になることもあります。しっかり診てもらいましょう。

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